眼鏡男子のあれこれ

眼鏡男子があれやこれやと書いていくそんな場所。

「チョコレートが嫌いなの…」

今週のお題「チョコレート」

 

チョコレート

チョコレート

  • 藍坊主
  • ロック
  • ¥255

「チョコレート」藍坊主

作詞:藤森真一
作曲:藤森真一

「チョコレートが嫌いなの。」あなたの言う淋しげな口癖 

舌先で溶けてしまう言葉みたいだからと

昼下がり喫茶店 煙草を燻らせてる僕は 

コーヒーに写ってる表情にハッとした

あぁ また思い出していた もう聞けない口癖を

あなたが思ってたより ずっとあなたを想ってたんだよ

本当は気付いてた、僕の言葉を待っていたこと

 

チョコレートが嫌いなのはさ僕も同じだったんだよ 

銀紙を噛んだような甘い台詞は嘘っぽくて

アベル カランとなるたびに振り向いては探してる

あなたのその笑顔も その涙も見当たらない

今ならば言えるのに この溶けないあなたへの想いを

 

たった今遠く 君の声遠く

貯まった手紙 叶わない約束 捨てられない写真 消えない声

 

あなたに会いたくなる 会いたくなる そんな時は

チョコレート一粒食べてみる 食べてみる

あなたが思ってたより ずっとあなたを想ってたんだよ

叫んでも 叫んでも ほろ苦い思い出は消えない

 

最近よくこの曲を聞くのは、歌うのはきっとこの季節だからなのだろうか。

僕自身はというと、チョコレートは好きだ。

チョコレートのこんな嫌いな理由ある?

歌だから成り立ってしまう不思議さ。ノンフィクションの可能性もある。

 

ギターソロが終わった後のフレーズ。

体言止め・ぶつ切り・名詞の嵐が如何にもこうにもグッときてしまう。

 

この歌のBは内省で、サビは気持ちがそのまま表されている。

 

思い切りテーマから逸れる「気持ちを伝えること」について

 

「口に出さないとわからない」

「口に出しても分かり合えない」ことを最近学んだ。

また、歌ならば包み隠さず真っ直ぐ放てる言葉も、

相手との関係性・背景・会話の流れ・相手からの自分の印象(想像)

が何層にも言葉を包み、もしくは捻じ曲げて相手に伝えて(伝わって)しまう。

要するに口下手ということである。

口が立つ人はいいな。

舌先で溶けてしまう言葉であったとしても。