眼鏡男子のあれこれ

眼鏡男子があれやこれやと書いていくそんな場所。

アンドロメダ

アンドロメダ/藍坊主

作曲:佐々木健太
作詞︰佐々木健太

 

肉眼で見えるんだって 銀河は
望遠鏡がなくても 見えるんだって
天の川じゃないよ アンドロメダの銀河は
渦が見えるらしいんだよ 詳しげに僕は熱弁したっけ

君の気を引きたくて 夜に会いたくて
興味もない星の知識かじった

《これは僕らが星になるためのストーリー》

 

目論見通り 食いついた君 愛おしそうに空をよく 眺めてたから

 

あなたを見てたよ 夏の線路ぎわ
アンドロメダは 稲穂の匂いの中
銀河は小指の爪よりも 小さくて地味だったって
君は笑ってたんだ

 

豆粒みたいだった 銀河は
渦巻きなんて見えやしなくって
死んだら星になるって 昔の人は なんというかまあロマンチックだよね とか
いらないことばっか喋っていた


君が泣くまで 気づけなかった 君が最近 空見てた理由
「星になったらまた会えるよね」って
空の先にいる誰かに やっと気づけた

 

あなたを見てたよ 夏の線路ぎわ
アンドロメダは 稲穂の風に消えた
銀河は小指の爪よりも 小さくて地味だけどって
君の涙が揺れて

 

空を何度も見てしまうよ あなたが会いたい人はどこ
星座のことも読み漁って 宇宙への興味にのまれて

そしたら見つけた科学の話 僕らはいつか本当に星に変わるみたいだ
僕らの肉体が土に戻ったあと 未来で地球が終わり 砕け また宇宙へ散らばれば
たくさんの星を もう一度創り出す 命になれるんだって

 

あなたを見てたよ 夏の線路ぎわ
アンドロメダは 稲穂の匂いの中
あなたと あなたを愛する人が いつか星になれたら
同じ星になれたら

アンドロメダ

アンドロメダ

  • 藍坊主
  • J-Pop
  • ¥250

 

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藍坊主の新譜『燃えない化石』の一曲目

 

アンドロメダ

 

の歌詞を冒頭に載っけました。

 

この歌詞にビックリしたのです。それをどうしても書きたくてここに文字を起こします。

 

曲を聴いた時注目したところ

一回目は音、サビのメロディ。二回目は歌詞。三回目は世界観…その後は全部に浸りながら聴いてます。

 

僕の捉え方なので、そこは勘弁ですが…

 

〜1番の部分〜

肉眼で見えるんだって 銀河は
望遠鏡がなくても 見えるんだって
天の川じゃないよ アンドロメダの銀河は
渦が見えるらしいんだよ 詳しげに僕は熱弁したっけ

君の気を引きたくて 夜に会いたくて
興味もない星の知識かじった

《これは僕らが星になるためのストーリー》

 

目論見通り 食いついた君 愛おしそうに空をよく 眺めてたから

 

あなたを見てたよ 夏の線路ぎわ
アンドロメダは 稲穂の匂いの中
銀河は小指の爪よりも 小さくて地味だったって
君は笑ってたんだ

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

星の話を得意げに気になる子に語る"僕"

そして彼の思惑通りその子と一緒に星空を見る。

星空は見ずに"あなた"を見る僕

 

青春やな〜

きっとこの2人の距離感は淡く、付かず離れずで…

たわいもない話もきっと輝いてる。恋人にもまだなっていない(なることはない?)そんな間柄の距離。

物理的に近いね、きっと。

 

そしてこの部分で抜き出されている

"《これは僕らが星になるためのストーリー》"

これは伏線やったんやなと今になるとハッとさせられる。

曲を聴いているんやけれど、小説を読んでいるようなそんな感覚。

 

〜2番の部分〜

豆粒みたいだった 銀河は
渦巻きなんて見えやしなくって
死んだら星になるって 昔の人は なんというかまあロマンチックだよね とか
いらないことばっか喋っていた


君が泣くまで 気づけなかった 君が最近 空見てた理由
「星になったらまた会えるよね」って
空の先にいる誰かに やっと気づけた

 

あなたを見てたよ 夏の線路ぎわ
アンドロメダは 稲穂の風に消えた
銀河は小指の爪よりも 小さくて地味だけどって
君の涙が揺れて

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

2番のAメロは初々しい青春の香り。

からのBメロでの衝撃。

ここで2人の距離に異変が。"僕"が"君"を俯瞰する。

君が見る先は僕ではなく誰かなのだと。

ただ僕の目線は変わらずにあなたへと注がれている。ただぼうっと見るのではなく涙を見ている。

 

軽く失恋。サビの聞こえ方がこうも変わるかと。

最後の部分で更に念押し。切なくなった。

 

 

〜Cメロ〜

空を何度も見てしまうよ あなたが会いたい人はどこ
星座のことも読み漁って 宇宙への興味にのまれて

そしたら見つけた科学の話 僕らはいつか本当に星に変わるみたいだ
僕らの肉体が土に戻ったあと 未来で地球が終わり 砕け また宇宙へ散らばれば
たくさんの星を もう一度創り出す 命になれるんだって

 

あなたを見てたよ 夏の線路ぎわ
アンドロメダは 稲穂の匂いの中
あなたと あなたを愛する人が いつか星になれたら
同じ星になれたら

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

大切だからこそ"あなた"が会いたい人を想う

昔の人のロマンチックを知識で本当にする。

このCメロの"肉体が星になる"部分で一気に世界が広がる。

この部分で一気に景色が引き伸ばされて宇宙まで意識が持っていかれてしまう。

そして"あなた"が会いたい人に会えると。

 

なんてロマンチック、そして2人の青春ストーリーからの宇宙の話への大展開。

この頭の中に浮かぶ歌詞の景色の変わり様に僕自身圧倒された。

藍坊主の、hozzyさんの青春感・死生観・天体の知識

全部が纏まって1つになってるなぁと!

 

壮大な一曲、是非聴いて欲しい。

ただそれだけ!

『燃えない化石』絶賛発売中!!

 

 

ハナミドリで出会って、大学で遡って全部聴いて、名前の無い色の時に初めてライブを生で見て、そっから今まで藍坊主のアルバムは共にあった。ベトナムにも持ってったし笑(確かノクティルカ)

アルバム出るの楽しみに待ってて、今回も例の如く。

だから高まってるわけですよ。その結果がこの記事ですわ。

とりあえずこの曲を聴いて思ったこと書けたからOK!

終わり